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投稿日: 2009.05.04 00:00
更新日: 2018.02.23 10:28

【トヨタモータースポーツニュース】NASCAR SPRINT CUP第10戦 ky.ブッシュがリッチモンドを完全制圧


NASCAR SPRINT CUP SERIES
第10戦 Crown Royal presents the Russ Friedman 400
開催日:5月2日

カイル・ブッシュが“バースデー・ウィン"で
リッチモンドを完全制圧

 5月2日(土)、米国東部ヴァージニア州リッチモンドのリッチモンド・インターナショナル・レースウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第10戦「Crown Royal presents the Russ Friedman 400」が開催された。

 1日(金)午後5時40から予選が行われ、ブライアン・ヴィッカーズが今季2度目となるポールポジションを獲得。地元ヴァージニア州の出身であり、このコースを得意とするデニー・ハムリンが3番手。スコット・スピードが8番手、デヴィッド・ロイティマンが9番手、そして、決勝日に24歳の誕生日を迎えるカイル・ブッシュは14番手につけ、13台の“トヨタ カムリ"が決勝に進んだ。

 決勝レースの行われた2日(土)は、雷雨に見舞われるなど不安定な天候であったが、レース開始直前に雨は止み、ジェットドライヤーカーで路面を乾燥。更に路面を乾かすために、スタート前に数周のウォームアップラップを行い、予定より若干遅れた午後7時 54分に0.75マイルオーバルを400周(300マイル:約480km)して競われるレースがイエローコーションのままスタート。6周目にグリーンフラッグが振られ、本格戦が開始された。

 ポールポジションのヴィッカーズに、3番手スタートのハムリンが加わり、首位争いを繰り広げる中、後方では14番手スタートのKy.ブッシュが着々とポジションアップ。ハムリンが73周目にこの日初めて首位に立つと、その後Ky.ブッシュが続く形となった。

 その後も首位を快走、最多の148周に渡ってリードラップを獲得したハムリンであったが、274周目、ピット作業時にホイールナットの脱着ミスで痛恨の後退。8位までポジションを落としてしまった。

 この日はコース記録タイとなる15回のイエローコーションが出されたが、残り40周となる361周目の再スタート後は、イエローコーションの出ない展開となった。

 最後のピットストップからの再スタートで首位を奪ったKy.ブッシュは、その後、トニー・スチュワート(シボレー)らの激しい追撃を受けたが、これを退け、トップでチェッカー。今季3勝目を挙げた。自分の誕生日に最高峰カテゴリーで勝利を挙げたのは、NASCAR史上2人目。Ky.ブッシュは前日のネイションワイド・シリーズ戦でも勝利を挙げており、今週末のリッチモンドを完全制圧した。

 ハムリンは最後のピットで2本タイヤ交換のギャンブルに出たが、その後ポジションを守りきれず、14位に終わった。

 次戦第11戦は5月9日(土)、米国南東部サウスカロライナ州ダーリントンのダーリントン・レースウェイで開催される。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「素晴らしい勝利だ。単に私が誕生日に勝利を挙げられたというだけでなく、それをチームクルーと共に分かち合えたということに感激している。我々はこの4週間苦戦を強いられてきた。努力を続けてきたが、なかなか成果が出なかった。しかし、今夜それは報われた。チームクルーを誇りに思っている。今日の勝利はチームの勝利だ」


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